犬山城下町の玄関口、古民家を回収した宿の一角に、愛知初出店となる超人気店【パンとエスプレッソと犬山城】がオープンしました。
オープン前から期待膨らむ話題に溢れ、ついにオープンを迎えましたが、さすがの人気店は行列必須。
熱烈なアプローチの末、犬山城下町に出店を決めた話題のお店へお邪魔しましたので、イートインやメニューなどレビューします。
最後のまとめに、オープンしばらく続く混雑について注意点をまとめてありますので是非読んでください。
※掲載内容は訪問当時のものです。
【パンとエスプレッソと犬山城】どんなお店?
パンとエスプレッソと犬山城を紹介します。
どんなお店?
東京に本拠地を構える有名店で、「パンとエスプレッソと」系列店は全国で多数展開し、のれん分けの店舗だけでも20店舗に迫る勢いです。
看板メニューはキューブ型の食パン「ムー」。

ムーをアレンジした商品が並ぶ姿は可愛くて、思わず複数取りたくなってしまいます。
店舗オリジナルメニューもあり、イートイン・テイクアウト共に賑わうお店です。
この度店舗として改装されたこの場所は、もともと金融業を営んでいた「眞野家住宅」という犬山城下町の家屋として築100年の歴史を持つ重要な建築物。
建物が国の有形文化財に登録されている犬山城店は、昔ながらの家屋がお洒落なパンとコーヒーとコラボする、是非建物や古民家の雰囲気も楽しんで欲しい。
外観
犬山駅からまっすぐ、城下町本町通りに曲がる玄関口に位置するこちらの立派な古民家。

有形文化財に泊まれる宿として有名な「SHUKU」と同じ建物内に入っています。
「SHUKU」の暖簾がかかる正面入り口は宿泊施設の入口なので、【パンとエスプレッソと犬山城】の入口は南道路側に。


道路から入口が窪んでいますが、オープンからしばらくは行列が絶えないので、この風除室的な空間もお客さんでいっぱいなこともあります。
店内
店内は古民家の壁を一部残し、天井の梁はそのままにした吹き抜け空間になっています。

「パンエス」はどちらの店舗も個性的でおしゃれなデザインが多い印象ですが、全店舗の中でも、お洒落なベーカリーカフェと有形文化財のコラボは数店舗と珍しく、のれんわけの店舗内では他で見られないかもしれません。
店内はイートインが出来るので、2人掛け×4卓、4人掛けが1卓、カウンターが4席とコンパクト。

入口からは一番奥のレジ横にパンのコーナーがあります。

南側の格子窓は障子のように優しい日差しが入るので、時間や天候によっても表情が変わって素敵。

一方の壁には和モダンなクロスが貼られていて、古民家の歴史や重厚感を壊さず、現代的にアレンジされています。

カウンターの中では、イートインメニューの調理やドリンクを作って見えますが、パンを焼くのはここではありません。

パンの製造は【パンとエスプレッソと犬山城】の併設されている宿「SHUKU」の宿泊部屋の目の前にあります。

※奥に見えるのが店舗
「SHUKU」の入口側から見ると窓から製造の様子が見られますが、こちらは入り口ではありません。※お帰り口として通るのはOKみたいです。
【パンとエスプレッソと犬山城】メニューや実食
テイクアウトパンと、イートインを紹介します。
店頭に並んでいるパン
店頭に陳列のパンは、テイクアウトのみはもちろん、購入してイートインも可能です。
全体的に、ひとつひとつ豪華で凝ったビジュアルの種類が多い気がします。

調理パンもありますが、どちらかというと【パンとエスプレッソと】という店名の通り、コーヒーに合わせやすいスイーツ系の種類が豊富。
看板メニューの「ムー」はこの日3種類並んでいて、中でも五平餅ムークリームパンとムーげんこつきなこパンは、犬山城店オリジナルなんですよ。

げんこつのきな粉は、犬山銘菓「げんこつ」の有名店「藤澤げんこつ」さんから仕入れてみえます。
「ムー」はふんわり柔らかい食感が特徴で、その生地を使ったパンが色々とあるんです。

まるでケーキのようなスイーツパンにも目を奪われます。

総菜パンも豪華な具材でどれも美味しそうで、4種のチーズ「クワトロ フォルマッジ」はお料理にも合いそう。

定番の食パンや、クロワッサン、塩パンなどは、複数購入が多いのでたくさん置いてあってワクワクしますね。

パン屋さんて、その日に出ていないパンが必ずあるので、いつ行ってもワクワクしませんか?

冷蔵のサンドイッチも提供があります。

この時は少し品薄になっていましたが、具のボリュームもあり、テイクアウトのパンに比べてお得な感じもしました。

ハーブが添えてあったりするのも美味しそうですね。

イートインメニュー
イートイン専用のメニューがあります。
サラダとパンが乗ったプレートメニューやドリンクメニューがあります。

パンにセット価格のドリンクメニュー。

テイクアウトドリンクも。

初来店の時は気が付かなかったデザートメニューもあるそう。

ムーのティラミス気になります。
イートインメニューはモーニングやランチという区切りは無く、オールタイムで注文が可能です。
時間によっては売り切れになりますのでご注意ください。
注文方法について
少し戸惑うかもしれないシステムをご紹介しますのでチェックしてくださいね。
基本的にはテイクアウトはそのままお会計、イートインは退店時にお会計です。
店頭のパンを購入の場合
入店後、パンコーナーへ行き各自カゴとトングを持ってお好きなパンをお好きなだけ取ります。
レジへ並びお会計をします。
手提げ袋は有料ですが【パンとエスプレッソと】の看板と同じとっても可愛い袋なので1枚はゲットしたい。

イートインメニューのみの場合
入店後、席に座ったらスマホオーダーをします。

注文を確定まで進んだら、あとは商品の提供を待ちましょう。
注文確定後のスマホの画面には「会計する」ボタンが出ますが、会計機能は付いていないので、飲食後レジまで行き、お帰り前に会計を済ませます。
イートインとテイクアウト両方の場合
イートインで席に着きスマホからオーダーをした場合は、テイクアウトのパンを購入するときに画面を見せれば同時に会計を済ませることも出来ます。
もちろん別々でも可能ですが、店内飲食の提供に待ち時間があるので、その間にパンを購入と会計をしておく方が時短です。
もしくは、レジにもメニュー表がありますので、スマホオーダーを利用せずにテイクアウトのパンをセレクトしてレジへ行き、その場でイートインを注文することも出来ます。

実食レビュー
実際に頂いたメニューを紹介します。
イートイン
ムートーストとサラダが乗ったワンプレートメニューの中から「生ハムエッグ」をお願いしました。

イートインはセットドリンクがお得になるので、ほとんどの方がドリンクを注文されていました。
珈琲に合う「ムートースト 小倉あんバター」など、甘味のメニューは比較的早く売り切れになることもあります。
「ムー」は本来、いわゆるパン耳の硬さを感じない柔らかさが特徴ですが、トーストでの提供なので、表面はカリッと焼きあげてあります。
バターたっぷりの食パンなので、バターの香りもジュワッと染みる味も最高。
生ハムはしっかり目の塩気があり、甘みのあるパンやサラダとの相性は抜群です。
サラダにかかっているオイルドレッシングがすごく美味しいので、余すところなく味わって欲しい。
やっぱり上手く出来なかったけど、たまわりが出来るのはこのメニューだけです。

ニンジンラぺの酸味は優しく、素材の味が程よいので食事の箸休めにもなりました。

チョイスしたドリンクは「緑茶ラテ」

緑茶は、地元「日比野製茶」さんから仕入れられています。
割と甘めに仕上がっているので、塩気のある生ハムエッグと合わせてとっても美味しかったです。
テイクアウト
色々食べて見たくて選びすぎてしまいますが、抜粋してご紹介します。


「カレーパン」
コクもあり個人的になかなか好みのカレーが入っていました。

フレークがまぶしてあるのが特徴で、揚げない代わりにフレークで食感を楽しめる工夫ですね。
こちらはトースターで焼き直しが絶対おすすめ!
「彩り野菜のピザトースト」
めちゃくちゃ豪華なトッピングが目を引くトーストで、こちらも温める方がおすすめです。

シェアには向かないので、一人で食べてしまうに限るパンですが、とにかく満足感が高いボリュームなので朝ごはんにも嬉しい。
「塩バタークロワッサン」
一番好みにはまったクロワッサン!

パリサクッとした食感はもちろん、たっぷりのバターと、嚙む度感じる塩が効果的なアクセントでとっても美味しいです。
「ムーチョコチップ」
他のムーより一回り小ぶりなムーチョコチップは、程よく歯ごたえがあるチョコがたっぷり。

温めるとチョコが柔らかくなってしまうので、個人的にはこのままが美味しい。
「五平餅ムークリームパン」
犬山城店オリジナルのムーで、ブリュレされた表面のパリパリがカラメルのように見えて実は五平餅の胡桃タレなんです。

甘じょっぱいタレの香ばしさと、甘さは控えめだけどコクのあるクリームに、底に入る隠し味は求肥。
食べる場所によって違いを楽しめる面白いムーでした。
このほかに、藤澤げんこつさんのきなこをふんだんに使ったムーもあり、犬山城店でも看板メニューとなれば嬉しいです。

【パンとエスプレッソと犬山城】所在地や営業情報
| 住所 | 愛知県犬山市犬山東古券 57番地 |
| 電話 | 0568ー48ー1339 |
| 営業時間 | 8:00~18:00 |
| 定休日 | |
| 駐車場 | なし |
| SNS | |
| チェック | 支払方法 現金 キャッシュレス決済は準備中 イートインメニュー・テイクアウトパンは売り切れ次第終了 |
まとめ(openしばらくの注意点)
オープンから当面は日によってかなりの混雑をしているようです。
平日でも15時ごろでパンが売り切れてしまうこともあったりしますが、コーヒーの利用は18時までOKです。
早くに売り切れの時はInstagramストーリーにて発信してみえますので、来店前にチェックされるようにお願いします。
イートインメニューは週末は開店1時間程度だったり、午前中でほとんどが売り切れてしまう日が続いていますが、テイクアウトパンを店内飲食も可能です。
外に行列ができている時は、時々店員さんがイートインかテイクアウトかを尋ねに来てくれますので、テイクアウトの方は先に通してもらえます。
店内の席は多くはありませんが、建物内のお茶室を改修した座敷を客席として準備中ですので、オープンの混雑が落ち着くころ解放されるかもしれません。
座敷での飲食はお会計方法が異なるかもしれませんので、ご確認ください。
犬山城下町のお店が10時~11時くらいに開店し始めるので、その後は観光のお客さんが増えることが予想されます。
イートインの際に、店内が混雑していると、お帰り時にレジが並んでいる場合があります。
しばらくは空いているタイミングをみて、お会計に並ばれても良いとのことでした。

