日本で夏の風物詩と言えば、「夏祭り」や「花火」ですね。
全国各地で暑い夏を盛り上げる花火大会が開催され、友人や家族、パートナーとひと夏に何か所か訪れる方も多いと思います。
大きく盛大な花火に人気が集まる中、実は国宝犬山城のお膝元、日本ライン【犬山ロングラン花火】もファンが多いんです。
毎年大好きな【犬山ロングラン花火】を楽しみにしているいぬやまにあが、混雑状況などを紹介します。
※掲載内容は訪問当時のものです。
【犬山ロングラン花火】どんなお祭り?
毎年8月1日から10日間行われる花火大会です。
以前は9日までをロングラン花火、10日を花火本番の日本ライン夏祭りとしておりましたが、令和4年より8/1~10日まですべて、同じスケジュールで開催されます。
20:00頃~10分間程度、毎日約300発程度打ち上げられます。
各地の盛大な花火大会とは少々異なり、混雑を緩和し木曽川の風を感じながら花火を間近で見る事が出来る、他で類を見ないコンパクトさが魅力のイベントです。
実は1日から10日までの花火は、1日ごとにテーマが異なるってご存じですか?
2025年のテーマはこちら。
木曽川を挟んで向かいの岐阜県各務原市と共同の歴史や文化、自然をテーマに彩る打ち上げになっています。
【犬山ロングラン花火】会場の様子
各時間の混雑等をご紹介します。
会場の様子
会場となる場所はこちらの河川敷と遊歩道で、奥に見えるのは犬山城です。
時間になると道路は交通規制がかかり、歩道には出店やキッチンカーがたくさん出店されていて、歩道から下に降りられる階段は所々にあります。
観覧席は用意されておらず、河川敷にシートを敷いたり、階段や堤防から見ている方も多いです。
「他のおすすめ観覧エリア」
かなり前からの予約が必要ですが、ホテルインディゴ犬山有楽苑や、ホテル迎帆楼などの宿泊施設を利用されたり、当日の鵜飼い遊覧船に乗るのもプレミアムな楽しみ方ですね。
とにかく花火が綺麗に見たい方は、各務原市側からの観覧も人気で、なんといってもライトアップされた犬山城をバックに壮大な景色が見られる唯一のスポットになります。
現地の臨場感は味わえませんが、木曽川や犬山城と花火のセットも美しい景色で、犬山成田山や善光寺公園も引きで眺められる人気の観覧エリアです。
当日の混雑状況
平日の時系列で紹介します。
到着時の混雑
平日の17時過ぎに到着すると、ほぼ人はまだ居ません。
平日の18時過ぎの会場はまだまだ人がまばらですが、週末やラストの8/10日は倍以上の混雑になりますので、可能な方は是非平日に分散されると良いでしょう。
19時を過ぎてもまだ辺りはこの明るさですが、下から見上げる国宝犬山城のライトアップはやっぱり美しい!
19時になると、いい場所は埋まってきますがまだまだ座れる場所はたくさんありますので大丈夫。
毎年全く同じとは限りませんが、写真中央辺りに見える小舟から打ち上げられるので、眺めが良さそうな場所から徐々に埋まっていきます。
出店 キッチンカーの混雑
各日で、出店されるお店が異なりますが10店舗程度は毎日出ています。
17時ごろから徐々に開店していきます。
16~17:00くらいまで犬山城下町のお店があいているので、午前中から犬山で目いっぱい遊んでから花火会場へ移るコースもおすすめ。
18時を過ぎると混雑し始めるのは、堤防の上の出店エリアで、平日18時なら並ばず買えるお店もまだ多いです。
他の花火大会のように歩けないほどの混雑は終始ありませんが、堤防上の屋台ゾーンから河川敷へ降りるには数か所にある階段を降りる必要があり、景色が似ているので場所が分からなくならないよう注意しましょう。
どのお店の前の階段をどっち向きに降りるのかチェックしておくと良いですよ。
19時過ぎたら、お店の行列を観察しながら並ばないと、花火開始時間に席まで戻れなくなるので気を付けてください。
花火が始まりそうになったら、急いで席へ戻ればいいと思っていると【犬山ロングラン花火】は10分程度で打ち上げが終わってしまいます!
大事なシーンを見逃すことの無いよう、早めにお買い物を済ませてゆとりを持って席へ戻ってくださいね。
ちなみに、屋台やキッチンカーは出店登録されたお店が期間中何回か登場するので、週末や最終日の8/10日が一番出店が多いです。
毎日同じお店が並ぶわけではありませんので、お目当てのお店がある方はそのお店の出店情報を確認して下さいね。
花火打ち上げ時間間近の混雑
19:50くらいになると、鵜飼の船と遊覧船が登場します。
鵜飼が間近で見られることもあり川の目前を場所取りされる方も多いですが、通路をふさがないように「川側は1列まで」と警備員さんが案内されています。
かがり火はとっても明るくて、鵜が魚を飲み込む様子までは分かりませんが、少し離れていても鵜飼いが見られるので、なんだか得した気分です。
これは鵜飼いが有名な犬山だからこその魅力なので、【犬山ロングラン花火】の名物となれば嬉しいですね。
スターマインなど大型花火も打ちあがるので、コンパクトな花火大会としては、見ごたえも十分。
打ち上げ後の混雑状況
打ち上げ直後は階段が詰まってしまうので、お急ぎでない方は少しだけ待ってみましょう。
出店の販売も割とすぐ終了し店じまいになるので、最後にもう一品が買いたい方は急いでくださいね。
終演後20分もするとこんなにすいています。
犬山遊園駅の混雑
犬山遊園駅はコンパクトな駅。
土地が開けているので、初めての方でも外へ出ればどちらに木曽川があるか見渡せばわかります。
数年前にリフォームされて、外観などが綺麗になりました。
18時過ぎの犬山遊園駅内の様子です。
通勤通学の方の混雑も特に見られず平和に利用が出来ました。
構内のパブリックアートは、言わずと知れた「桃太郎」のお話に出てくるサルやキジや犬なんですよ。
桃太郎伝説のキャラクターたちがお出迎えする【犬山遊園駅】では、ちょっとした仕掛けがあって、あの「きび団子」が全部で16個隠れているので、是非全部探してみて下さいね。
さて、犬山遊園駅から花火会場の河川敷までは徒歩5分程度ですが、名鉄犬山駅から降りて犬山城下町を観光後、会場へ向かう方もみえますので、より人が分散されているように思えます。
電車では浴衣の方を見かけたりもしますが、見渡す限り花火のお客さんという事は無く、私が過去に経験したことのある暑くしんどい移動時間は【犬山ロングラン花火】で味わった事はありません。
帰りはすぐに会場を後にすると、電車というよりは改札が混みあいますが、たった20分待つだけでこんなに空いています。
もともと観光地として犬山駅や犬山城周辺に有料パーキングがたくさんあり、16~17時くらいで城下町のお店や犬山城が閉館すると近隣の駐車場も空きが出ます。
花火会場までは少し徒歩にはなりますが、花火大会にしては珍しく車で来場される方も多いように感じます。
まとめ
各イベント会場ではルールを守り、各自でゴミを持ちかえるなど多くの方が気持ちよく利用できるようにご協力をお願い致します。
【犬山ロングラン花火】は期間を長くすることで混雑解消を叶え、時代に合わせた花火となっています。
個人的には、気持ちのゆとりを持って訪れる事が出来る【犬山ロングラン花火】は他の花火大会のモデルになっても良いのではと思うくらい大好きな夏のイベントです。
混雑で危険な事故も起こりにくく、お子さん連れにもとってもおススメです。
今年も是非、日本ライン夏まつり【犬山ロングラン花火】へお出かけになってくださいね!
犬山市観光協会 | 0568-61-2825 |
交通規制 | 周辺道路等18:00~22:00 |
駐車場 | 有料コインパーキングを利用 |
最寄り駅 | 名鉄 犬山遊園駅 |