犬山市民文化会館・犬山市南部公民館のすぐ南にある「するすみふれあい広場」「磨墨塚史跡公園」。
地元では「するすみグラウンド」「するすみ公園」などと呼ばれ、羽黒地区の屋外地域イベントや犬山市の行事などにもよく利用されます。
先日ご紹介した 犬山市民文化会館と犬山市南部公民館の記事でもご紹介した通り、文化会館、公民館でのイベントの際に臨時駐車場になることもありますので、駐車場や施設の紹介と「するすみ」の伝説についてご紹介します。
※掲載内容は訪問当時のものです。
するすみふれあい広場、磨墨塚史跡公園のアクセスや駐車場
するすみふれあい広場、磨墨塚史跡公園に公共交通機関でいく場合には、コミュニティバスか電車です。
コミュニティバス
すぐ北側の犬山市民文化会館・犬山市南部公民館に犬山市コミュニティバスが停車します。大人一人200円、小学生一人100円で利用できます。
電車
電車でお越しの方は名鉄小牧線 羽黒駅で下車し、徒歩約10分です。
車
車の場合には、するすみふれあい広場に駐車場があります。
するすみふれあい広場
住所 | 愛知県犬山市羽黒摺墨22 |
駐車場 | 47台 |
「広場」というよりは「多目的グランド」と言った方が近いかもしれません。
遊具はなくてサッカーや野球、イベントを行うための「土のグランド」です。
小さな広場・公園なので「開園時間」の様なしばりは無く、いつでも利用可能ですが、近隣には民家もあるので当然常識の範囲内の時間帯で利用しましょう。
正月には「消防出初式」。夏には「羽黒コミュニティ夏祭り」などのイベントがあります、日頃はサッカー少年が練習していたり親子のキャッチボールなども見かけます。
利用の予約が入っているときは○月○日~○月○日まで利用できません。と表示されています。
週末は、グランドゴルフ・スポーツ少年団などの利用予約がよく入っているので、利用が重ならないように注意が必要です。
行催事利用については、検索すると犬山市役所の電話番号が出てきますがすぐ隣の犬山市民文化会館でも教えてもらえるようです。
東屋的な休憩スペースと、水飲み場、お手洗いがあり、自動販売機もありますので、長時間の運動などで利用される方も安心ですね。
お手洗いは野外施設なりの感じではありますが清掃はきちんとされているので安心して利用できますよ。
磨墨塚史跡公園
するすみふれあい広場の道を挟んだ南側にある公園です。
磨墨塚史跡公園側には駐車場はありませんので、車でお出かけの際はするすみふれあい広場の駐車場を利用します。
こちらも遊具はさほど多くありませんが、何といってもここは馬(するすみ)の形をした大きな遊具がシンボルとなっています。
ちょっとかわいいブランコと鉄棒。
そして、ジャングルジム!
滑り台!
何故、こんなに大きな馬のシンボルがあるのかというと...
こちらの公園には名馬磨墨(するすみ)のお墓とされる、史跡があるからなんです。
名馬磨墨の伝説とは?
公園の名前にもある「磨墨」は源頼朝の愛馬です。公園の中にある磨墨塚は梶原景時が頼朝から拝領した名馬磨墨が葬られた塚と伝えられています。名馬磨墨は宇治川の戦いで梶原景季と佐々木尚綱が先陣争いをしたという有名なエピソードの中で梶原景季が乗っていた馬です。頼朝の死後、幕府の内紛によって、梶原景時は鎌倉から追放され、京に逃れる際に、その一族はことごとく悲惨な最後を遂げたといわれています。この時、景高の子豊丸は、羽黒地区にゆかりのある乳母のお隅の方とともに名馬磨墨を伴ってこの地に落ち延びたという伝承が伝わっています。豊丸は、成人後、梶原景親を名乗り、公園に隣接する地に1201年に羽黒城を築城したといわれています。磨墨塚史跡公園では、名馬磨墨をかたどった馬の形のユニークな遊具もあり、現在に磨墨伝承を伝えています。
出典:犬山観光情報
まとめ
ここ「磨墨塚」やさらに隣の「羽黒城址」などは、地元の私も実はあまり知らなくて、小学校で習っていた子供の方が詳しく知っていました。
私と同様に犬山に住んでいながら知らなかった方は、巨大お馬の遊具もちょっとかわいいので一度脚を運んでみてくださいね。
犬山には大縣神社の御祭神の鎮墓と言われる【青塚古墳史跡公園】があります。
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